「糸巻き」に汚染された人間が浄化されていく様


by SONZUKA
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Eric Clapton「Just One Night」

Eric Clapton「Just One Night」。

Marcus MillerとSteve Gaddを聴こうとして、クラプトンがDavid Sanborn、
Joe Sampleらと結成した「Legends」のモントルージャズフェスでのブートをi-Tunesで再生した。このLegendsはパーマネントのバンドとして結成され、アルバムまで出すと当時大騒ぎしていたのだが、それっきり音沙汰が無い。当にLegendであった。その理由はこのブートを聴けば分かる。クラプトンが弾けていないのである。クラプトン以外は全てジャズ~フュージョン~ポップスのセッションまで何でもこなす超一流セッションマンで、レジェンズの曲もクラプトンが好みそうな(クラプトンでもこなせそうな??)シンプルなブルース・ロック系のものばかり。一部で彼のおなじみの曲まで聴ける。要するに、「クラプトンとその仲間達」的なバンド。それなのにクラプトンが余りにも弾けていない。「こんなに下手だったっけ?」と言うくらい酷い。クラプトンは、ライブでもミストーンは殆どない完璧な演奏が出来る数少ないロックギタリストだと私は高く評価していたので、ガッカリである。フレーズも近年の退屈なソロと同様、「お馴染みの手癖」一発で、スリリングさに欠ける。ここ10年のクラプトン(「From the Cradle」以降)は、ことギターに関して言うと特筆すべきものが無い。 ポップ歌手である。
つまらなくなって、かつてのクラプトンが聴きたくなり、取り出したCDがこの「Just One Night」である。b0045164_20473471.jpg
79年の武道館録音。当時のクラプトンは今のような「ポップスター」ではなく、単なる「優れたロックギタリスト」であった。彼が好むブルースを好き勝手に演奏しているのが伺える。一般のファンが喜びそうな「ヒット曲」ばかりを演奏しなくても良い。この頃の方が楽しかったんじゃないの?名機「ブラッキー」を殆ど歪ませず、ストラトの美しい音色で、レイドバックしたフレーズが聴ける。ハッキリ言って、このライブはスリリングさや熱気に欠けるもので、火を噴くようなインプロビゼーションは一切無い。バックのミュージシャンも未だに彼と演っている気心知れた人たち。録音は余り良くないね。ドラムの録り方はちょっと酷すぎ。しかし、ブラッキーの美しい音色と彼のリラックスしたプレイが聴ける、b0045164_2048395.jpg日曜の晴れた午前に相応しいアルバムで、私はこれをたまにプレーヤーに入れるのだ。一曲面白いのが、Albert Leeがメインとなる「Setting Me Up」。私の大好きなDire Straitsがこんなところでカバーされているとは。彼のお得意のカントリーのリックが聴ける。Dire Straitsと違い、レイドバックしたカントリー調。Dire Straits版はもっと熱いのだ。レイドバックするなよ!Mark Knopflerのカッコいいイントロが無視されているし!残念っ!!
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by SONZUKA | 2004-12-05 20:48 | 音楽