「糸巻き」に汚染された人間が浄化されていく様


by SONZUKA
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秋晴れと横浜とイヴァンリンス

A Love Affair : The Music of Ivan Lins
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かの御大”イヴァン・リンス”のトリビュートアルバムである。

Ivan Linsは、Lee Ritenourを通じて知った。
リトナーのアルバムやライブで度々競演しているブラジルのシンガー/ソングライター。
一度ブルーノートにリトナーのライブを見に行ったときリンスも出演していた(このライブ自体はつまらないものだったのだが)。

このアルバムは、このリンス楽曲を様々なミュージシャンが演奏しているのだ。その顔ぶれが凄い。

Michael Brecker,Dean Brown,Vinnie Colaiuta,Mark Egan,Will Lee,Chuck Loab,Marcus Miller,Joe Sampleがバックを固め、Sting,Grover Washington,Jr.,Chaka Khan,Dianne Reevesなどがフロントをつとめるという、それはもう超弩級のアルバムだ。アマゾンの「○○様へお勧め」で紹介されて思わずゲッツした。アマゾンに感謝!これは、あっという間にハマった。久しぶりの大ヒットである。

このアルバムを早速iPodに落とし、土曜日は友人の結婚式のために横浜へ行った。

普通結婚式に呼ばれるときは、何人かの共通の友人とグループで行くことが殆どなのだが、今回の結婚式は、私はその主催者の彼以外誰も知らないというシチュエーションであったのだ。

普段、斜めからものを見る姿勢があるその彼も、奥様の圧力で(と彼は言うのだが)キリスト教式での教会の結婚式を挙げ、屋外での立食形式のパーティを企画した。秋晴れの中、良い楽しい式だったと思う。

元町の港の見える丘公園の坂道を、iPodでこのアルバムを聴きながら歩いたのだが、少し肌寒くなり夏ほど強くない柔らかな日差しと透明な青空の下、美しい街並みを歩きながら聴くのに実にぴったり合うアルバムである。

バラエティー富む演奏者が出ているから、さぞかし「五目味」のアルバムなんだろうなと余り期待せずに聴いていたのだが、プロデューサーの実力なのだろう、リンスの少しマイナー調の哀愁のメロディーに実によく合った、透明感があるのだが少し哀しい秋味の様な味わい。当に大人のポップである。ボーカリストも無意味なシャウトをせず、演奏も決して出しゃばらず、かといって熱くないわけではない。

最近購入したShureのイヤホンを装着し、深みと透明感に満ちるこのアルバムを、行きは朝の晴れやかな気分で、帰りは少しほろ酔いの幸せな気分で聴いたのだ。

久しぶりに良い買い物をしたものだ。ブログで感想を上げたくなるアルバムはそうないのだが、この一枚は当にその一枚である。単なるスムースジャズ的なチンケなものではない。ポピュラーミュージックの深みを味わえるこのアルバムは是非お勧めだ!
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by SONZUKA | 2005-11-13 18:02 | 音楽