「糸巻き」に汚染された人間が浄化されていく様


by SONZUKA
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エレキギターという楽器の偉大さをEaglesで知った日

なぜ休眠ブログをアップすることになったかというと、タイトルの通り、ギターという楽器の難しさを痛感したからである。

最近私は、仕事が暇で毎日早く帰宅する。読まなくてはいけない本は膨大にあるし、勉強しなくてはならない身なのだが、ようやく落ち着いてきたのでつかの間の休息を味わっており、いつものようにビールを飲みながらCDを聴いていた。最近年のせいか昔聴きあさったCDがやけに懐かしく、頭を離れないのがEaglesである、お恥ずかしい(ブログを書こうとパソコンに向かえば書くネタは色々あるのだが)。音楽的に退化している私なのだ。

さて、Eaglesと言えば過去にも書いたとおり、卓越したギターバンドというのが私の認識である。Eaglesでギターといえば私にとってJoe Walshではなく、もちろんGrenn Fleyでもなく(笑)、Don Felderなのであるが彼は脱退してしまった。ググると彼はギャラで揉めたらしく、しかも石原真理子バリに暴露本を出したと言うから哀しい限り。久しぶりにかの名盤「Hotel California」を聞いていたのだが、Don Felderのロックギター史に燦然と輝く(と私が評価している)「One of these nights」のライブプレイを聞こうとYouTubeで検索したところ、2007年のツアーのビデオがあったのでそれをクリックした。

ま、オチは分かる人には分かると思うが、ギターがあまりにも酷いのである。下手なのだ。Don Felderのプレイをコピーさせられる本当は上手いであろうDonの後釜(名前は知らない)が一番の被害者なのかも知れないが(笑)、Donのプレイを他のギタリストが弾けるわけ無いのである。ボーカルがDon Henleyから交代したくらいの違和感があるのだ。

Eaglesのドラマーといえば、素人並の腕を持つ(笑)Don Henleyなのだが、彼は賢明なことに最近ライブでドラムセットに座ることは少ない。16をガシガシ刻める「プロ」に叩かせている。Don Henleyがセットに座るときはつい運動音痴の我が子の徒競走を見つめる親馬鹿の心境となってしまうが、プロが叩くライブはバンドのグルーブは安定感抜群である(笑)。また、BassがRandy MeisnerからTimothy B. Schmitに変わったことに違和感を感じる人はそうはいまい(マニアを除いて)。

ただ、ギターという楽器はそうはいかない。ボーカリストが変更したのと同じレベルの違和感を感じさせてしまう。これだけコンピュータが発達した今でもギタープレイをコンピュータで再現することは出来ない。何故か。

肉声の唄と同じ要素が強いからだと私は考える。例え同じフレーズを譜面通り弾いても唄にはならないからだ。

グルーブから外して微妙に突っ込んだり溜めたり。ピッキングを変えて金切り声をあげたり甘くささやいたり。強く歪ませたり生音で弾いたり。チョーキングでベンドのスピード、タイミングを操り自己を主張することもできる。ビブラートだけでそれと分かるギタリストもいる。ここまで表現法が多彩な楽器はギターの他にはない。同じフレーズを弾かせてもギターという楽器が何故それぞれ違う唄を歌うのかの理由はこの表現方法の多彩さにあるのだ。だからこそギタリストには他の楽器奏者より天才やOne&Only playerが多い。バンドの不幸の多くはここが原因で発生する。Eaglesもその一つだと思う。

Don Felderの後釜君ももちろん巧い。ただ、ギターソロの完コピを観るのは素人バンドだけでたくさんだ。彼の粘っこい野太いプレイを聞ける日が来るのだろうか。
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by SONZUKA | 2007-10-18 22:08 | 音楽