「糸巻き」に汚染された人間が浄化されていく様


by SONZUKA
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最近、CMやドラマの主題歌にずいぶん懐かしい洋楽が使われている。
QueenやBilly Joelなどがテレビで頻繁に流れる。私が今から15年以上前にFMのエアチェック(今は死後ですね…FM Fan(まだあるのかな?)などを毎号購入してカセットに録音し聴いていたものです…)をして良く聴いていたものです。恐らく青春時代にリアルタイムでこれらの曲を聴いていた人たちが今CMやドラマの製作者の責任者クラスになっているのでしょう。今の洋楽(殆ど聴きませんが)が流れることが殆どないのも大変異様ですがね。

先ほど、二日酔いに耐えつつ新聞を読みながらサンデープロジェクトを見ていたら、某都市銀行のCMで、かつて私が大好きで聴きまくっていたBilly Joelの「Honesty」
52nd Street(このアルバム目茶目茶レベルが高い。素晴らしい楽曲・演奏。後世まで大切に残される秀作である。我々日本人はこの芸術をAmazonで1,184円で購入できるのである。幸せに乾杯!))がBGMで流れていた。それに合わせて口ずさむ(…というか元Keyで声を張り上げて唄っていた…)のだが、「???」と。「mmm」と。

大銀行様はこう唄っている(私も合わせてこう唄ったのだが)。
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Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you
どういう意図があるのだろう。広告代理店のJokeとは思えないし、大銀行様の自虐ネタでもないだろう。恐らくタイトルの「Honesty」という言葉と切ないメロディーだけで「行っとけ!!」とGoサインを出したのだろう。大銀行様から見てこの歌詞の「You」に当たるのが我々視聴者であり顧客であろう。

大銀行様は我々に訴える。
「誠実なんてのはどっか行っちゃったよね。みんなホント嘘つきだし、空しい言葉だよね。だからあんたくらいは誠実に居てくれよな」
…余計なお世話である。少なくとも税金を大量に投入されなければ生き長らえることすら出来ない大銀行様からは言われたくはない。私は滞りなくまた1円の漏れもなく税金・年金を納めている。税金の対価として得られるサービスと比較すると圧倒的に沢山支払っているのである。

選曲があまりにも安易。耳障りの良いメロディーだけで選んでしまうのだろう。我々日本人には歌詞の内容まで簡単には理解できないが、製作者(Billy)は強烈なメッセージ・思いを持って曲を書いたはずである。リスナーにレコードを通じて訴えかけているのである。みなさん、このままで良いのか、と。少なくとも広告代理店や大銀行様の広報の方々は超エリートなんだから、それくらいのチェック・気配りはしてほしいものですね。チェックが甘いから税金で助けてもらわなければやっていけない今の惨状に陥ったんじゃないのか?なんとお間抜けな。
あるいは、他に深い意味があるのか?そんな間抜けをするわけがないよな…誰か教えてください、真実を!
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by SONZUKA | 2004-12-19 12:34 | 音楽

卒業(尾崎じゃないよ)

昨日、ようやくT社を卒業した。5年9ヶ月勤務した最後の出社であった。
朝、後任との最後の引継ぎをし、退職関連の書類を書き、友人と最後のランチをとり、車のゴミを捨て、5時に帰社した。
送別会をしてくださると言う申し出も断り(送別してもらうような辞め方ではなかったし、早く抜け出したかった。アタッチメントの有った面々とは個別にサヨナラを伝えることにしたのである)、直属の上司と「ほなね」と軽い挨拶を交わし、会社を出る時の気持ちは不思議であった。少し胸がキュンとする、少しさびしい気持ちなのだが、晴れ晴れとしたスッキリとした感じ。殆ど暮れてしまった空を見ながら深呼吸。もっと重厚な感情が心に押し寄せてくるのかな、と以前は考えていたので、なんか拍子抜けしてしまった。この気持ちはどこかで味わったぞ!と思い返してみると、それは、小学校の卒業式であった。所属したのも約6年と似通っているし、社会でのデビューというのも似ている(小学校は人間社会でのスタート、T社は一成人としてのスタート)。中学では卒業式は形式的なものでしかなかった(中高一貫だったので)し、高校では浪人が確定していたので、期待感より重圧の方が大きかったのである。

b0045164_115089.jpg(こんな時に頭に鳴っていた曲が、96年の古内東子の傑作アルバム「Hourglass」収録の「置き去りの約束」。これが何故頭で鳴っているのか考えると、入社直後の新入社員集合研修の最後の夜、仲良く約1ヶ月寝食共にした面々とお別れする時に、鳴っていたことを思い出した。このときは古内がマイブームで聴き漁っていた。何のことは無い、恋人が別れる歌なのだが、1番の歌詞「二人の最後の場面」という文句の「最後の場面」が状況と一致したため、この曲が頭をクルクル回ったのだろう。このアルバムの凄さはまた後日…。一聴して分かるDavid T.Walkerのギター。素晴らしいサックスソロ。見事なオブリガード。ソロはとても短いのだが、始めは優しく囁くように、終わりは情熱的にブロウしている。HornのアレンジはJerry Hey。)

閑話休題。私のサラリーマン人生における小学校がようやく終わった、と捉えることができるだろう。1~3年までは疑問も無くがむしゃらに営業をしてまわった日々。4年生頃には少し将来に不安を持ち始め、6年生は鬱との戦い。あっという間の6年間であった。来年1月からは全く違う業界の新しい会社に移り、いよいよ「中学生」である。人に良い影響を与えられるパワーを身に付けられるように初心に戻り頑張ってみようか。
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by SONZUKA | 2004-12-18 11:54 | 音楽と日々雑感

ジョン・レノン

今日はブログを書かずに寝てしまおうと思っていましたが、思い出しました。
・太平洋戦争開戦(1941年)
・ジョンレノンがマーク・チャップマンに射殺された(1980年)
これだけ書いておきましょう。

チャゲ&飛鳥 「レノンのミスキャスト」
「♪ジョンレノンのニュースが~ まちをうずめた日~♪」
をいつも思い出します。
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中学の時聴いたなー
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by SONZUKA | 2004-12-08 23:58 | 日々雑感

Eric Clapton「Just One Night」

Eric Clapton「Just One Night」。

Marcus MillerとSteve Gaddを聴こうとして、クラプトンがDavid Sanborn、
Joe Sampleらと結成した「Legends」のモントルージャズフェスでのブートをi-Tunesで再生した。このLegendsはパーマネントのバンドとして結成され、アルバムまで出すと当時大騒ぎしていたのだが、それっきり音沙汰が無い。当にLegendであった。その理由はこのブートを聴けば分かる。クラプトンが弾けていないのである。クラプトン以外は全てジャズ~フュージョン~ポップスのセッションまで何でもこなす超一流セッションマンで、レジェンズの曲もクラプトンが好みそうな(クラプトンでもこなせそうな??)シンプルなブルース・ロック系のものばかり。一部で彼のおなじみの曲まで聴ける。要するに、「クラプトンとその仲間達」的なバンド。それなのにクラプトンが余りにも弾けていない。「こんなに下手だったっけ?」と言うくらい酷い。クラプトンは、ライブでもミストーンは殆どない完璧な演奏が出来る数少ないロックギタリストだと私は高く評価していたので、ガッカリである。フレーズも近年の退屈なソロと同様、「お馴染みの手癖」一発で、スリリングさに欠ける。ここ10年のクラプトン(「From the Cradle」以降)は、ことギターに関して言うと特筆すべきものが無い。 ポップ歌手である。
つまらなくなって、かつてのクラプトンが聴きたくなり、取り出したCDがこの「Just One Night」である。b0045164_20473471.jpg
79年の武道館録音。当時のクラプトンは今のような「ポップスター」ではなく、単なる「優れたロックギタリスト」であった。彼が好むブルースを好き勝手に演奏しているのが伺える。一般のファンが喜びそうな「ヒット曲」ばかりを演奏しなくても良い。この頃の方が楽しかったんじゃないの?名機「ブラッキー」を殆ど歪ませず、ストラトの美しい音色で、レイドバックしたフレーズが聴ける。ハッキリ言って、このライブはスリリングさや熱気に欠けるもので、火を噴くようなインプロビゼーションは一切無い。バックのミュージシャンも未だに彼と演っている気心知れた人たち。録音は余り良くないね。ドラムの録り方はちょっと酷すぎ。しかし、ブラッキーの美しい音色と彼のリラックスしたプレイが聴ける、b0045164_2048395.jpg日曜の晴れた午前に相応しいアルバムで、私はこれをたまにプレーヤーに入れるのだ。一曲面白いのが、Albert Leeがメインとなる「Setting Me Up」。私の大好きなDire Straitsがこんなところでカバーされているとは。彼のお得意のカントリーのリックが聴ける。Dire Straitsと違い、レイドバックしたカントリー調。Dire Straits版はもっと熱いのだ。レイドバックするなよ!Mark Knopflerのカッコいいイントロが無視されているし!残念っ!!
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by SONZUKA | 2004-12-05 20:48 | 音楽

浅学人間の戯言

b0045164_2382533.jpg今日は、大学時代にサルのように聴きまくったincognito「Last Night in Tokyo」というライブ版。バンドの演奏は素晴らしいのだが、音質が良くないのが非常に残念。ライブ感が余り伝わらない。Richard Bailey(Drums)と
Randy Hope Taylor(Bass)のリズム隊がたまらない。このファンキーさは日本人には無理なのでしょう。真っ黒でブリブリのグルーヴが聴ける。彼らのライブをブルーノートに見に行ったことがあり、確かに素晴らしかったのだが、客層が気に食わなかった。とりあえず「立って踊らなきゃ」的な行為を外人の見よう見まねで必死でしているようで、コサムイ雰囲気であった。日本人には日本人の楽しみ方があり、踊りまくらなくてもグルーヴを体感する事は出来るのに、である。

話変わって…
とある人とお話をしていて、何故我々の国はこんなにも借金を重ねているのか、というテーマになった。国外脱出も念頭に置かなければならない、資産を外貨や金で持とうか、など愚案を出し合った。
政治家が悪いのか、はたまたそれを選んでいる国民が愚かなのか。
私は、国民が「公」の視点に欠けているから(=国民が悪い)、と現時点では考えている。

そんな中、最近少し興味のある話題がある。
所謂「女性天皇」についてである。

昨日付けの日経に、「かつては女性天皇も存在した。今の時代、女性天皇が現れても国民は歓迎するのではないか。そんなに異論はないと思う」と小泉首相が述べたとの小さな記事があった。これは、最近の世論調査で7~8割の国民が女性天皇を容認しているという結果を受けての発言だと思われる。容認の理由として、過去八人十代の女性天皇がいたという歴史的事実、また男女平等の理念の普及が背景にあるのだろう。

ここで、小泉首相が国民の「アンケート結果」を元に政策を決めようとしていることに疑問を持った。
我々の国は、直接民主主義ではなく、間接民主主義を採用している。間接民主主義の良い点は、専門性が高く、一般国民が感知し得ない重要事項を高い能力のあるエリートに任せて的確かつ迅速に意思決定をさせることであろう。例えば、年金制度や憲法問題、防衛などといった専門性が高い事項の知識を殆どの国民は持たない。一部の知識を持っている人はいるだろうが、国家運営にまつわる幅広い問題を総合的に扱える国民はごく僅かである。そこで、○○さんにはその能力が備わっているだろうから、自分の代わりに彼に意思決定を任せよう(「代議士」という言葉はこの意味から来ているのだろう)というのが、間接民主主義である。

小泉首相は、天皇制に全くの無知である人が(恐らく)殆どである母集団から導かれた答えを元に、我々の国の根幹に関わる問題について答えを出そうとしている。このことに強い違和感を感じてしまった。
「天皇制」という憲法や国の根幹に関わる専門性・重要性が極めて高い問題を、馬鹿が殆どの国民のアンケートの結果を用いて議論することの危険性、無意味性を認識してもらいたい。

我々が、国家元首としてあるいは我々の国の象徴として天皇の存在を受け止めているのは、歴史ある、手の届かない、ありがたい存在と認識しているからであろう。もちろん、万世一系にまつわる問題や、男系を通すためかなり強引な践祚があったことは知っているが、それらを含めても貴重であり、ありがたい存在だと受け止めている国民が殆どであるのだろう。逆に言うと、手の届く、それほど貴重でもない、ありがたくもなくなると、その存在に疑問を抱き始めるのだろう。
皇統とは天皇直系ということでない。血を男系で引き継いでいることである。愛子様が天皇になられ、その子が天皇になることは脈々と引き継いでこられた皇統が途切れるという歴史の大転換ともいえる問題なのである。

もし、国民からアンケートを取るのなら、
・(少なくとも)1600年間、今上まで125代(神話時代も含めて)脈々と受け継がれてきた天皇家の歴史
・確かに女性天皇は存在したが、一貫して男系が受け継がれていること(Y染色体が結果的に受け継がれている)
・女性天皇を容認することと、女系に移すことを容認することとは、全く重み・次元が違い、女系に移すことは125代受け継がれてきた歴史を断絶させるということ
などを簡単に説明した上でないと、「私」的な視点すなわち「好き/嫌い」で「Yes/No」を決めることになりかねない。
歴史の大転換を「私」的視点で決めることの危険性。

こういった説明責任を果たさずに権力者が国民の選んだ結果をそのまま「いいんじゃないか」的にOKを出してしまう行為は、有権者に阿る背信行為では無いのだろうか。ナチスは、国民投票による支持を受けてから専制を強めていったと聞く。最初から暴力を用いたわけではない。PR行為に長けた政治家が大衆を煽り立てるとどうなるかの好例がナチスの出現である。我々国民は常に権力者の言動を監視しなければならない。また、例え民主的な行程を経て出された答えも、その前提条件・背後関係は適切であったかを確認する作業を怠ってはいけないと感じた。政治家が大衆に阿るのはある程度仕方が無いことなので、長期的かつ「公」の視野で我々も意思決定をしなければならないし、意思決定に必要な事項を権力者に説明させるよう求めていかなければならない。

…などと書いてから、恥ずかしくなってきた。浅学の癖に、知ったかぶり・背伸びしやがって…。。。まあ、いいです。ブログをつけている理由の一つとして自分の成長を評価することがあるのだから…。
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by SONZUKA | 2004-12-04 21:23 | 音楽と日々雑感
本日、退職願を提出した。上司からの「退職用紙を取り寄せたからヨロシクね」と軽いTELがあり、机においてあったB5の薄っぺらい用紙2枚にチョコチョコと記入しポンポンと三文判を捺印し、上司に提出して「ハイ!終了」。これで、私と会社との社会的な関係は12月31日に完全に切れるのである。6年弱在籍した会社を去る気持ちはどんなものだろうかと想像したが、とてもあっけないものだった。まぁ、会社から完全に気持ちが離れており、早く脱出したいと渇望していたからだろう。

多くの人は、会社があたかも「家族」であるかのように寄り添って生きている。少なくとも今の会社にいる人たちはそうだ。今の私から見ると「けだるい、希薄な人間関係」に見えるのだが。多くが「疑似家族」に依存し、しがみつき、中にはいがみ合い、蠢いている。上司の命令があたかも重大な、ありがたい、貴重なものであるかのように受け止めている。言わなくとも察して貰うことを期待しているのにも関わらず察する能力がない人たち(察することが出来ないのを悪いとは思わない。自分が察せられないことを認識し、他人が察せられない可能性を考慮する必要があると言いたいのである)。もちろん意識の高い尊敬すべき方も多くいらっしゃるが、少数であることは悲しい。

退職する時に気付くことは、「アリガタイ」会社との関係は、紙っぺら2枚でいとも簡単に切れるということ。これは、結婚や離婚でも同様である。単なる個人と団体の契約であり、永遠普遍のものではない。会社は「自己実現の為のプラットフォーム」と考え、あくまでも個人で自立していることを尊ぶ価値観をようやく持つに至った私には、今の会社とは当に「水と油」なのだろう。今年の4月から、多くの人や書物、新聞・ネットの記事と触れ合い、かなり価値観が変わったと感じる。たった5年9ヶ月前までは今の会社に一生いるつもりで入社した。会社を辞めることを視野に入れたのは3年前。ただ「自分ありき」と気付いたのはつい半年前である。
当に「Everything Must Change」!!やるな、Bernard Ighner!!

移ろいゆくのは人間だけではない。今まで燦然と輝き、あれほどアリガタカッタ会社も変わるのである。ある日突然、会社の為に尽くし、会社と一体化していると信じていた社員を食わしていく余裕が無くなることもある。日本国がこのまま復活を遂げられず、中国に抜かれ、韓国に抜かれ、いつの間に三流国家に変わり果てているかも知れない。ありがたかった「福沢諭吉」に価値がなくなっているかもしれない。蛇口をひねればあふれ出す清潔な水を自由にただ同然で使えなくなるかも知れない。ハチドリが飛び回り、雲が雨を降らすことさえ変わらないとは言い切れない。その時に唯一「ある」のは、自分自身だけである。

こんな簡単な事に気付くのに29年4ヶ月費やした。世にいる数多の賢人と比べるとなんと成長が遅い事よ!私は悲劇的に「トロい」が、トロさを悲しむよりこのことに気付くことのできた「幸運」を喜ぶほうが建設的なのであろう。

おめでとう!!
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by SONZUKA | 2004-12-02 21:36 | 日々雑感