「糸巻き」に汚染された人間が浄化されていく様


by SONZUKA
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朝生を見た。

この国の現状から言って些細と思える内容ばかり議題に上がっていたようだ。政治屋もマスコミも解決すべきタスクの優先順序をあえて無視しているようにすら思える。国民がとりあえず飛びつく甘いエサをぶら下げるのみ。

郵政解散。
国会が法案を廃案にし、内閣は重要法案の廃案という事態に直面して、民意を問いたいと思う。その結果として、新しい国会が、新しい内閣を選び、示された民意による政治を行う。すごく、当たり前のことだと思うけど。というか、いままでの、政策抜きの党利党略解散よりずっと筋が通っていると思うのだが、理解しない人も多くいる様子。

首相は「法案を否決した国会か、あるいは首相自身か、どちらが国民の民意なのか」を問いたい、ただそれだけでは無いのか。

また、「刺客」という幼稚な単語がキーワードになっている。「造反議員を公認しないのは強権的」、「ヒットラーの様だ」、「非民主的だ」と稚拙な論理で批判している守旧派。しかし、首相が国民に問いたいのは「郵政民営化を含む構造改革路線の是非」であり、法案に反対した人を公認したのでは、国民は選挙を通じて意見を反映させることが出来なくなる。彼らは「反対派に賛成派をぶつけるのはあまりにも冷酷非道だ」と言っているが、民意を問うという意味から極めて真っ当ではないだろうか。

最優先のタスクとは。朝生では、金子勝教授しか触れていなかったが国の赤字の問題であろう。猶予時間は殆ど残されていないはず。なのに、税金については全ての党が触れず仕舞。先送りである。税収が40兆弱、支出が80兆、公務員を養うのに使う金が40兆(国・地方合わせて税収は80兆円、支出が150兆円であるようだ…orz)。破綻状態である。こんな状況でも国民の代表たる国会議員は郵政を政争の種に使うのだ。

国民の多くが民営化に賛成し、民営化をうたい続けた人間を首相に置き、それを公約にして選挙で選ばれながら、その法案に対して堂々と「No.」という。国民に対する「明確な嘘」である。

また国民もそれをいとも簡単に赦してしまう。かつてソ連を理想だと言い(結果、スターリンの大虐殺)、中国の文革を礼賛し(結果3000万人の大虐殺)、ポルポト派カンボジアの礼賛し(結果、カンボジア国民の半数の虐殺)、北朝鮮礼賛し(結果9/17でコペテン)…枚挙にいとまがない嘘をつきまくっていた新聞を読み続け(読む、というか、買い続け、と言った方が良いのかな)、汚い金を貰っていた政治屋をあっさり赦し、それらを「水に流して」いつの間にか忘れてしまう。「公」に対する我々の意志とは一体なんなんだろうかね。

また、選挙になるといつも思うことだが、歪な選挙制度も正常な民主主義のあるべき姿をゆがめているのかも知れない。現行の選挙制度では民意を正確に反映できない。地方と都市の一票格差歪な二院制小選挙区比例代表…etcetc。特に今回は参議院のあり方を次回の憲法改定で盛り込む必要性を浮き彫りにしたが、どうやら見送られるようだ。マスコミでも大した議論すらされない。

あらゆるツケが澱となってこの国のニッチもサッチも行かない状態にしている。国の赤字憲法防衛教育少子化etcetc。もう限界は近いのだが、衆議院解散の翌日東西線社内で朝刊を読む人の数は変わらない。私に出来ることは、投票に行くことと、北海道茨城大阪で有権者が「水に流さない」選択をするだけの知性を持ち合わせていることをただただ祈ること、のみである。
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by SONZUKA | 2005-08-27 17:16 | 日々雑感