「糸巻き」に汚染された人間が浄化されていく様


by SONZUKA
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今でこそフュージョンやAOR、Jazzを愛聴している私だが、音楽に心底はまったのは、WOWOWで放映された「Dire Straits-Live in Basel」でのMark Knopflerのギタープレイを見てからであり、それからというものしばらくはRockばかり聴いたものだった。

人生の1/3を生きて、過去を振り返る機会があるせいか、音楽についても昔聴いていたRockのアルバムを引っ張り出して聴いたり、仕事で顧客の元に向かうレンタカーでFMから流れるRockを耳にしたりすると、昔心を焦がして聴いた音楽を鮮やかに思い出しフラッシュバックすることが結構ある。何気に流れるZepを聴いてJohn Bonhamのドラミングに鳥肌を立てたりなんてことがあるのでラジオも良いものだ。最近の殆どのFMラジオがAM化していて糞みたいなものだがね。

今日は何故か突然「I looked away」を聴きたくなって何年ぶりだろう「Derek and the Dominos」の「Layra and other assorted love songs」をCDプレーヤーに入れた(この歴史的名盤が1,080円とは!恵まれた時代である)。
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今でこそ、金の亡者となりギタープレイも手癖のみで緊張感がないEric Clapton大先生(注)だが(笑)、このアルバムではレイドバックしてカラカラのストラトトーンを聴かせまくってくれる。「カラカラ」のというのがポイントだ。Derek and the Dominosというバンドはこれ一枚で解散してしまったオオヨソバンドとは言えないバンドだが、Ericが組んだ唯一のバンドらしいバンドと言っても良い(と決め打ちする、Creamはバンドではないから)。Bobby Whitlockとの解け合うようなコーラス、Duane AllmanのEricを完全に喰ってしまったリードギタリストぶり。Ericとはこの後長い間行動を共にするCarl Radleのレイドバックしたベースプレイ。そして、御大Jim Gordonの白人らしいジャスト気味で手数が多く、テクニシャンっぷりを遺憾なく発揮したドラムプレイ。これらがいちどきに解け合ったかのようなアルバムなのだ。音楽界で「一期一会」という言葉を感じさせるものはそう多くないが、このアルバムは当にその一枚である。このアルバムが何か新しいものを生み出したか、と問われれば、否、と答えるだろうが、Ericがこんなに「バンドらしいバンド」を組んだことがかつてあっただろうか、と考えると残念ながら無いのだ。このアルバム一枚が「クラプトンのバンド経験」なのだ。そういう意味で価値があるのだと気づいた。クラプトンファンなら、ストラトのハーフトーンサウンドが遺憾なく楽しめるし、「Have you ever loved a woman」での完璧なインプロビゼーションは必聴でであろうが。

残念ながら、この秀逸なバンドはスタジオ録音はこのアルバム一枚で自然消滅となる。だからこそこのアルバムは未だにロックの名盤として語り継がれるのであろう。Led Zeppelinが世に提示した「これこそ当にロックバンドの完成形(私個人の評価です)」のようなエポックメイキングなアルバムではないが、音楽は何もエポックを生み出す必要はないのだ。そもそもクラプトンはその存在、卓越した(かつての)ギタープレイだけでエポックなのだ。Zepとの違いは「Jimmy Pageはレッド・ツェッペリンというバンドが存在して初めてエポックと成り得た」ことだけ。Zepの曲が流れるとつい色々考えてしまう(John Bonhamのグルーヴ、John Paul Jonesのロイクなラインを聴いてこりゃもはやファンクだな、など)のと比べて、このアルバムを聴くときは何も考える必要はない。ただ心地よいレイドバックサウンドとリラックスしたクラプトンのボーカルに身を委ねればよいのだ。音楽の楽しみにも色々ある。

(注) クラプトン先生も紆余曲折があって、その時々でゾクゾクさせるギタープレイを聴かせていた。私にとっては(このアルバムでのプレイはもちろんのこと)、「24nights」でのプレイはアグレッシブに聴こえたし(前半の4ピースバンドでのプレイを聴いてみよ)、「Unplugged」でのアコースティックギターには度肝を抜かれた(アコースティックでも激巧!キチンと鳴らしとるなー)。また、「From the Cradle」はブルースを知らない19歳の少年であった私には十分刺激的であった。ただ、これ以降はことギタープレイについて言うと全く「鳴かず飛ばず」であると言う意味である。世間的な認知度と評価とは反比例的に私の評価は下がっていくのだ。
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by SONZUKA | 2006-06-30 17:49 | 音楽

久しぶりにCDゲッツ!

まあ、大した話題ではないのだがホントに久しぶりにブログをアップ。音楽ネタ。

「Tribute to Jeff Porcaro」をアマゾンでゲッツ。
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随分前(僕が大学生の頃)に発売されたもので、友人が購入していたのだが、何となく「トリビュート」に触手が動かなくて買わずにいたもの。とあるブログで推薦されているのを見て購入してみた。

いやーやはり天下のJeff Porcaro御大のトリビュートである。凄い面々。大好きな人がここぞとばかりに集っている。

Drums:Carlos Vega,Steve Ferrone,Jim Keltner,Bernard Purdie,Steve Gadd,Gregg Bisonette,Vinnie Colaiuta etc.
Bass:Jimmy Johnson,Nathan East,Freddy Washington,Will Lee,Neil Stubenhaus,Lee Sklar,Abe Laboriel etc.

まあリズム隊で僕個人的に好きな人たちでこれだけ。ドラマーのトリビュートだから、音も実に良い。ドラムがポピュラー音楽の中で一番映えるチューニング&音質を選んでいることが伺える。
ただ、あくまでも「トリビュート」ではあるので、色々物足りないところはあるのだが。
これらのミュージシャンが好きな人は買ってみても良いのでは?

最近買ったCDでもう一枚良いのがあった。
ユーミンの「A GIRL IN SUMMER」。
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CMで流れている曲もキチンと聴くと色々発見があるものです。ピカイチでカッコよかった曲は7曲目の「虹の下のどしゃ降りで」(JRのCMの曲らしい)。ちょっとオールディでブラックなR&Bテイストが何とも格好良い。ちょっとオールドスタイルのリズム隊。誰だろ、絶妙のスネアのチューニング(80年代の青純的な!)、ちょっとイナタさすら感じさせるハイハット&ライド、ベースライン。ロールからタム一発のシンプルなフィルイン。誰だろ?日本人かな、と思っていたら、Vinnie & Neilのコンビであった。やっぱり偉大だよVinnieは。このニュアンス、レイドバック感も出せるのか!素晴らしい。

とまあ、一応2枚をリコメンドしておきます!
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by SONZUKA | 2006-06-06 23:09 | 音楽