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「糸巻き」に汚染された人間が浄化されていく様


by SONZUKA
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当に、青天の霹靂、巨星墜つ、と言ったところであろうか。“King of Pops”、Michael Jacksonの死である。

最近のMichaelは、とかく彼の奇行ばかりが話題に上がり、音楽的にはパッとしない状況であった。日本においては特に、音楽愛好家が少ないからか、鑑識眼(耳?)を持つリスナーが少ないからか、完全に「過去の人、気持ち悪いオジサン」的な扱いを受けていたように思う。

巨星墜つ Michael Jackson死す_b0045164_13231023.jpg


私が彼を知ったのは、新入社員研修で滞在していた松山市で購入した「Off the Wall」がキッカケである。その肉体、手指、足先、髪の毛の先まで、また魂の隅々から湧き立つGrooveがCDに収められており、20代前半の子供の私には刺激が強く、イヤホンから流れるGrooveに当にKnock Out、悶絶、といった状態だった。もちろん、このGrooveはMichaelだけではなく、John Robinson、Louis JohnsonといったGroove Masterのヘルプがあってこそのものだが。

というわけで、Michael Jacksonといえば私の中では「Off the Wall」が条件反射なのだが、彼の死をキッカケに過去のアルバムが売れているという。7月に発売される「Off the Wall」の紙ジャケ版は、今Amazonで確認してみると「 > 音楽 > ソウル・R&B > ディスコ」では1位の売れ行き、「 > ファンク」では3位の売れ行きである。死んでから初めて評価されるというのが特に日本では多いが、是非彼を知らない音楽ファンには聞いてもらいたい。至高の名盤である。

っと、ブログを書き上げてAmazonのページを見たら、「Don't Stop 'Til You Get Enough」と「Workin' Day And Night」のデモの音源が追加されている!これは私も買わなければならない!
# by SONZUKA | 2009-06-28 13:23 | 音楽
Seawindの新譜「Reunion」が発売されるという。もちろん私もAmazonで予約をした。当バンドのLeaderおよびDrummerであるBob Wilsonの話で、再結成があり得るかも、という記事を読んで、楽しみにしていたアルバムである。この休眠ブログを見返すと、05年1月にこの記載があるので早いもので4年以上待たされたことになるのだ。歳を取るはずである。

ビッグニュース・Seawind来日決定_b0045164_19496.jpg


やや残念なのが、過去の名曲の再演が多くを占めることである。

しかし!更なるニュースはかつて4枚発売した彼らの作品のうち、新しい方の2枚しか入手できなかったのだが、この度、最も彼らのJuiceが出ている(と私が個人的に評価している)最初の2枚も紙ジャケで発売される。2曲ずつ未発表曲を収録して、というおまけ付である(この未発表曲は、「Remember」というベスト&未発表盤に収録しているが国内で入手困難)。これはAORファンには嬉しいところであろう。

ビッグニュース・Seawind来日決定_b0045164_19163235.jpgビッグニュース・Seawind来日決定_b0045164_19164275.jpg











しかも、ビルボードライブ東京でライブを演るという。これはSeawindファンとしては一大ニュースである。Seawindのすばらしさは過去、当休眠ブログに書いてあるので、気になる方がもしいらっしゃったらご覧あれ。
# by sonzuka | 2009-04-04 19:19 | 音楽

CD大人買い

久しぶりに渋谷をぶらつくことになり、かつては月1で出入りしていたTower Recordに超久しぶりに行く。ここ1年間は殆どCDを買わず、音楽からトンと離れた生活をしていた反動が出たのか、衝動買いをしてしまった。

Rufus「Party 'til You're Broke」
Chaka Khan脱退後のRufusのアルバム。Chakaが抜けたとはいえ、John "JR" Robinson先生、Bobby Watson、David Wolinskiなどいつものメンバーなので思わず購入。心地よいFusionテイストあふれるFunkといったところ。1曲目でいきなりすさまじいLouis Johnsonバリのスラップが始まったので、「Bobby、キャラ変えたのか??」と驚いたが、この曲はLouisだとのこと。

Deniece Williams「This Is Niecy」
Morris Whiteプロデュースということで、試聴したらなかなかタイプの音、しかも1000円ということで衝動買い。Amazonでは784円で売られており、かなり後悔。大いにショック。

The Brothers Johnson「Out of Control」
先日Amazonで購入した、Jeff Porcaroファン待望の再発「Winners」に引き続いて購入。Jeffが参加しているとのことだが、ちょっとドギツイ打ち込みダンスチューンが盛りだくさんということで、しばらく塩漬けとなりそう。

David Sanborn「Live at Montreux 1984」(DVD)
DrummerがMy FavoriteのBuddy Williamsだったので一応購入。まずハズレということがない安心の一枚。

山下達郎「TATSURO FROM NIAGARA」
これも一応ゲッツ。結構好きな曲が入っていたので。

あとかなり逡巡したのが、Jorge Daltoの再発三部作。かのGeorge Benson先生のバックを務めたことで(それしかないか?)有名なKeyboardistであるが、この三部作のバックが凄い。試聴するとこれもグゥだったのだが、さすがにこれ三枚ゲッツすると2万近くの出費となるので、衝動を何とか抑える。廃盤にならないうちに入手しておいた方がよいかもしれない。

最近はインターネットの発達でリアルなレコード屋や本屋を使う機会が殆どない。買い物は殆どVirtual店舗ばかりである。またCDといった高関与・高判断力な商品においてはなおさらネットが便利である。品揃えは豊富だし試聴は出来るしブログのコメント等も参考に出来る。しかし、リアル店舗はやはり買い回りを促進するものである。ネットがリアル店舗を質的に凌駕するのはまだまだ先のようだ。コアな音楽ファンとしてリアル店舗の生き残りを心から願うばかりである。
# by SONZUKA | 2009-03-25 14:51 | 音楽

Decadenceな気分

最近は新譜を買うことがメッキリ無くなり、音楽については(それ以外もか?)完全にDecadenceな毎日を過ごしているが、Postした理由は、今日偶然にYouTubeでググって発見したEaglesの「One of these nights」のライブ版である。かつて、私が個人的にRock史に残る名ギターソロだとキメ打ちした、かのDon Felderの名ギターソロを収録した1995年のEaglesのライブ版がアップされていた。



私は別にDon Felderの熱烈ファンでもない。ただ、若干酩酊の脳みそには彼のギターという楽器が放つ、猛烈な熱量、色気を感じざるを得ないのだ。

素晴らしいギタリストは数多居る。私の一番のFavoriteはMark Knopfler大先生だが、Dire StraitsのKnopflerの後釜に他のセッション君が入ることはありえない。Dire Straitsのファンにとって、KnopflerはOne and Onlyであるからだ。ただ、Eaglesは違う。彼らは一般的にはChorusの美しいCountry Rockバンドという認識なのでGuitaristなぞはオマケに過ぎず簡単に代替されてしまう。悲しいことである。

Don Felderはやはり素晴らしい。完コピ君とは全く違う色気と味わい、湿っぽさを兼ね備えたギターソロである。レコードでの名演をそのまま伝える。伝説に残るバンドの伝説のギタリストは運指のお上手なセッション君とはレベルが違うのである。ギターという楽器は不思議な楽器だ。
# by sonzuka | 2008-11-03 23:31 | 音楽

僕のアイドル

「VERGE OF LOVE」荻野目洋子である。Amazonによると1988年発売ということだから私が中学生の頃か。

僕のアイドル_b0045164_084567.jpg


荻野目洋子と言えば私が小学校六年の時に買った初めての記念すべきCDである。ここから音楽人生の王道が始まった(笑)と言える。

いや、なにも、こんな休眠ブログにアップするほどの出来事があったわけではない。今更荻野目洋子が私のアイドルだったと宣言したいわけでもない。ただ、ビールを飲みながら何となくYouTubeで昔の懐かしの音楽の映像をザッピングしていたら現れたのが「VERGE OF LOVE」である。20年近く聴いていないこの曲を聴いて不覚ながらもビクッと来てしまったのだ。

調べるとなんと、Narada Michael Waldenプロデュースだとのこと(笑)。このころのナラダ先生と言えばWhitney Houstonのかの名盤、「Whitney Houston」をプロデュースしていたまさに絶頂期。そのナラダ先生がプロデュース、レベルが高いはずである。

この休眠ブログを見返すと、昔のJ-POPに対するあこがれについての記載がちょくちょくある。「音楽がMass Productionになる前のJ-POPは職人が作り込んでおり、時代を経てもいっこうに古くはならない」という感想である。この荻野目ちゃん(笑)のアルバムも多分に漏れず、まさにレベルの高さを感じさせる。

もちろん難しいBlackテイスト満載の曲(もちろん日本のアイドル歌手にとって、だが)を荻野目ちゃんが見事に歌っているわけではない。いやむしろ、恐ろしく違和感を感じてしまう(笑)。このCDを純情な中学生だった私が買って、それまでのアイドル・荻野目ちゃんの歌唱法とはあまりに違うBlackテイストモドキ(笑)であったので、変わってしまった荻野目ちゃんに少々ショックを受けてしまったほどだ。かつて無い高音部では喉から声を絞り出し、R&B系の歌手がやるフェイクモドキを織り交ぜるのでその前の荻野目ちゃんのアルバムとは全く毛色が違う。

いや、荻野目ちゃんと言えば、「Non-Stopper」はEuroテイスト満点だったし、当時のアイドル歌手としてはかなり斬新な方であったのだが、このアルバムの違和感はやはりそうとうショックだったようで、今聴いても当時の気持ちを思い出す。

ただ、よく聴いてみると、このリズムパターンといい、Jimmy Johnsonバリにフロントピックアップを効かせたベースの音色、時代錯誤的なシンセ、などそれなりに聴き所満載。アイドルに歌わせる曲としてはあまりにも難しい。果たしてこの曲がこの休眠ブログをアップするほどのデキなのかは酩酊状態から意識が戻ってもう一度判断することとしよう。
# by sonzuka | 2008-08-18 00:13 | 音楽